おっさん、マンガ読むの好きですねん。最近読み始めておもろかったのが南勝久さんの『ザ・ファブル』。
南勝久さんといえば『なにわ友あれ』が代表作。キモいおっさんはヤンキー系マンガは『BE-BOP-HIGHSCHOOL』以降読んだことないから知らんかってん。
で、どっかで同じく南勝久さんの『ザ・ファブル』が面白いと紹介されていて読んでみたら…これがおもろいのなんのって。
主人公は殺し屋。しかも超一流。それがとある都合で 1年間の休業を余儀なくされ、ボスからの「いっぺん思いっきり一般人になってみろ――」との指示により、殺し屋としての拠点だった東京から、一般人としていざ大阪にお引越し――てなストーリー。
『ザ・ファブル』第1巻 52ページ より
で、一番のポイントは主人公「佐藤」の強さが緻密に描かれていること。
この主人公、もう強すぎ、めっちゃ強すぎ。
『ザ・ファブル』第12巻 181ページ より
でも「うっそーん!」とか「んなわけあるかい!」とかいう類の強さではなく「人間ってこういう能力ある人もおるよね…」「いやまじで超一流やったらこれぐらいやりそう…」と思える描写を丹念に積み上げて実在性を持たせてる。
ところどころに挟まるギャグ的な要素も面白く、シリアスな物語とユーモアのある物語のバランスが絶妙。
漫才やってみたり…
『ザ・ファブル』第2巻 85ページ より
変顔してみたり…
『ザ・ファブル』第8巻 192ページ より
既刊 12巻までで、続きはよ!って感じなんやで。